工学研究院 先端情報科学部門
顔写真
准教授
中條   拓伯
NAKAJO   Hironori


1961年生まれ
工学修士、博士(工学)
共同・受託研究希望テーマ
共同・受託研究実績
著書
論文
研究業績(その他の活動)
知的財産権・特許
所属学会
研究発表、招待講演等
Tel. 042-388-7491
Fax. 042-385-9747
メールアドレス
http://www.tuat.ac.jp/~nakajo

本学・兼務所属

工学部 情報工学科
工学府 情報工学専攻


教育と研究

将来のハイパフォーマンス・コンピューティング


2000年4月に発足した中條研究室では並列処理やそのための通信ネットワークアーキテクチャ、次世代のコンピュータアーキテクチャなどを中心に研究を進めています。 複数のPCをネットワークで接続して、その上で並列処理を行う研究が様々な研究機関で進められています。その中で通産省のプロジェクトである新情報処理開発(Real World Computing Partnership)の開発したRHiNETと呼ばれる高速光通信インタフェースを用いて、これまで中條研で開発を進めてきた分散共有メモリの高速化技術であるHome Proxy Cache を実現し、効率の良い分散共有メモリ(DSM) の実現を進めています. また、通信インタフェースはまだまだ高価であり、インタフェースカードがPCIバスなどのI/Oバスに接続するタイプのものである上、また接続形態がスイッチをベースにしたものであるなどの問題があります。そこで、SDRAM、もしくはRAMBUSなどの最新のメモリインタフェース上に通信インタフェースを接続するためのハードウェアを開発し、OSから直接アクセスするためのシステムを構築し、前述の問題を解決するための試みを行うものです。通信インタフェースをメモリアクセスとして扱うようなものはありましたが、ダイレクトでハードウェアから直接メモリアクセスして行うものは他に例がなく、このシステムが完成すると、今まで問題となっていた通信遅延の問題が劇的に改善され、今後のメモリベースとした並列処理の可能性が広がっていくものとして期待されているのです。 新たな計算機アーキテクチャの研究として、 マルチスレッドベースの新アーキテクチャを考案し設計を進めています。現在、CPUの動向は、その普及率からIntelが独占している状況にあります。しかしながら、アーキテクチャの観点からみて、まだまだ新たなアーキテクチャを開拓していくことは可能であり、マルチスレッドという、細かい粒度の処理単位を効率良く実行するためのコンパイラ志向のアーキテクチャを目指しています。一つのチップの中に複数のプロセッサを実装する技術と組み合わせることで、高速かつ高機能な計算機アーキテクチャを提唱し、現在のアーキテクチャの研究分野に一石を投じようと考えています。 また、もう一つの未来を志向したアーキテクチャとして量子コンピュータの可能性について探求しています。フォン・ノイマンアーキテクチャを越える新たなアーキテクチャの提案は、今までも様々な試みがなされてきましたが、現状では、決定的なものはまだ現れていません。 量子コンピュータは、提案自体はそれほど新しいものではないですが、その可能性は以前から期待されていたものの、主に物理やデバイスの分野で研究されていましたが、従来の計算機アーキテクトはその可能性に対して無関心でした。そこで、この研究では未だに明らかにされていない量子コンピュータの命令セットやメモリアーキテクチャの形態について模索し、コンピュータサイエンスからのアプローチから量子コンピュータの可能性の検証を試みるものです。


キーワード

並列処理,計算機アーキテクチャ,ハイパフォーマンス・コンピューティング


出身大学院等・出身学校

1985年 神戸大学工学部  卒業
1987年 神戸大学工学研究科  修士課程修了


研究分野

計算機科学


研究分野・キーワード

計算機科学, 計算機工学


研究テーマ

分散共有メモリ型並列計算機のアーキテクチャに関する研究 1992-2004 (KEYWORD:)  
 
超並列計算機の入出力サブシステムに関する研究 1993-1997 (KEYWORD:)  
 
メモリスロット接続型高速通信インタフェースの実現 1999-2007 (KEYWORD:)  
 
On-chip Simultaneous Multi-threaded アーキテクチャの実現 2000- (KEYWORD:)  
 


受賞学術賞

2011年度コンピュータサイエンス領域奨励賞 (2011/10)
Distinguished Paper Award of International Symposium on High Performance Computing (ISHPC) (1997)



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